眼瞼等の外眼部手術

白内障手術や緑内障手術を内眼部手術というのに対して、眼球の周囲を取り巻く組織部(まぶた、まつげ、涙腺、外眼筋、視神経、涙小管、涙嚢、鼻涙管)への手術を外眼部手術といいます。
外眼部の疾患は顔の中でも美容面への関わりも大きく影響しますので、美容を考慮した手術を心がけております。
主な疾患としては、翼状片、眼瞼下垂、内反症、結膜弛緩、霰粒腫、麦粒腫などがあります。

翼状片

白目の部分を覆っている結膜が角膜の上に伸びてくる病気で、三角形に伸びた結膜が翼のような形に似ていることからこのような病名で呼ばれるようになりました。病状が進行すると黒目部分にも侵入してきて乱視や視野障害を起こします。
初期症状の場合は点眼薬などによる薬物治療を行いますが、乱視・視野障害を起こしている場合は手術を行います。


眼瞼下垂

眼瞼下垂とはまぶたの機能に障害が起き上まぶたが重く開かなくなり視野が狭く見えづらい症状が起こります。先天性と後天性のものがあり、後天性では老化やコンタクトレンズなどが原因の一つだといわれております。見えづらいため、無理矢理まぶたを開けようと目に力が入ることで肩こりや頭痛を引き起こすこともあります。治療は、まぶたを引き上げる筋肉をつけたり、たるんだまぶたの皮膚を切除する手術を行います。


内反症

内反症とは俗に言う「逆まつげ」のことをいいます。まぶたの筋肉に障害がある場合まぶたが内向きになってしまい、まつげが眼球に触れ、痛みや目やにが発生します。場合によっては眼球を傷つけ、別の病気を併発する恐れもあります。主に手術による治療を行います。


結膜弛緩症

結膜弛緩症とは、眼球を覆っている結膜という膜がゆるむ病気です。通常結膜は適度なゆるみがあり眼球の上下左右運動がしやすい仕組みになっております。老化などの原因によりこのゆるみが通常より強くなると結膜弛緩症という病気になり、目がごろごろしたり異物感を感じます。


霰粒腫

霰粒腫とは、まぶたにある目に油を分泌するマイボーム腺というところの開口部が詰まり炎症を起こし、肉芽腫という塊ができる病気です。まだ塊が初期の場合は点眼薬などで治療を行いますが、塊が大きくなると手術で摘出する場合があります。


麦粒腫

麦粒腫とは、俗にいう「ものもらい」のことです。症状は霰粒腫に似て、まぶたに肉芽腫ができます。細菌による感染が原因で、まぶたが赤く腫れ、かゆみや痛みを伴います。炎症が強くなると化膿し、膿みが出る場合もあります。主に抗生物質の点眼薬を使用しますが、症状によっては切開手術を行います。