近視

近視とは、近くのものははっきり見えるのに、遠くのものはぼやけてよく見えない状態のことです。近視はさらに単純近視(良性近視)と病的近視(悪性近視)に分類することが出来ます。

【単純近視(良性近視)】
単純近視はいわゆる一般的な近視のことです。多くは10代頃から進行し、徐々に視力が落ちていきますが、大体0.1ぐらいまで下がったところで悪化が止まります(もちろん、さらに下がる人もいます)。メガネやコンタクトレンズによって0.8~1.0に矯正することが可能です。

【病的近視(悪性近視)】
悪性近視は近視だけでなく視野欠損などの症状を伴います。メガネやコンタクトレンズなどでも視力が矯正しきれず、日常生活にも支障が出ることがあります。多くは3歳ごろから発見されます。

近視のメカニズム

近視は一般的に角膜から網膜までの距離(眼軸)が伸びることによって引き起こされます。学習や仕事などで手元などの近い部分を見続ける日々が続くと、水晶体が厚くなって眼軸が伸び、近視になります。これを仮性近視といいます。

眼軸はいったん伸びてしまうと自然に元に戻ることはないため、一度悪化した視力が自然に治ることはまずありません。なお、メガネで視力を矯正してもそれ以上視力が悪化することはありません。

治療方法

近視になりかけの状態の場合は、寝る前に点眼剤を用いて目をリラックスさせると視力の低下を防ぐことが出来ます。近視になってしまった場合はこのような方法では治らないので、手術を行うことになります。


近年注目を浴びているのがレーシック手術です。レーシック手術は角膜を切除することによって屈折力を適切なものにして、視力を回復させるものです。劇的な回復が望める反面、リスクも大きいので慎重な検討が求められます。
また、それよりもリスクが少ない、夜間にコンタクトレンズをつけて視力を矯正する「オルソケラトロジー」も近年は注目されています。どのような治療方法にもそれぞれ長所と短所がありますので、それを理解したうえで治療を受けることが重要です。